黒革の手帖

去年ダントツに好きだったドラマ”黒革の手帖”のスペシャル版がやる!ということで、おいしいカジュアルフレンチ料理を1時間で終わらせて急いで家に帰る。でも、スタートから二十分は過ぎていて、お目当ての仲村トオルの出番が終わっていたじゃん!!ああ、残念。安島役の仲村トオル大好きなのにぃ〜〜〜。29歳のクリスマスの役みたいでああいう無口っぽい人いいなあ、大好き♪
ストーリーは、火サス・ってか土曜ワイド劇場そのまんまの内容。うーん、黒革の手帖のキャストで、内容は火サスだとアンマッチだなあ。どうやら松本清張の別の原作のもののドラマ化らしい。犯人はすぐわかったけどね。
元子ママには、銀座でがしがし男を踏み台に頑張ってほしいんだけど、今回はそういうノリじゃなかったわ。それでも時々らしさが出ていて楽しめた。
米倉涼子は、このドラマで女性ファンが増えたっていうのもうなずけるわ。
あと、銀座ってやっぱりいいなあ。2度目の東京生活にて、やっと銀座と新橋と日比谷と内幸町の位置関係がわかった!という状況だけど、黒革・・・の銀座の風景は大好き。

黒革の手帖は、小説のラスト部分だけ、立ち読みしたんだけど、ドラマと違って、世の中甘くない!という終わり方で衝撃だし、失望する。あの時代なら、しょうがない、というか当然の帰結なんだろうねえ。時代はかわり、ドラマ版元子のキャラクターが受け入れられるようになったんだろう。
原作とドラマと結末が違うのはこの前までやっていたanegoもそうだけど、私はドラマのあのお手軽っぽい終わり方は好きじゃなかったなあ。原作の恋愛ホラーと呼ばれるほどのドロドロした失望感漂う終わり方の方が納得できる。決して後味のいい終わり方じゃないけどね。